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- Q.消防士にはどんな階級があるのですか?
- A.
下から順に消防士・消防副士長・消防士長・消防司令補・消防司令・消防司令長・消防監・消防・正監・消防司監・消防総監です。 消防総監は東京消防庁にしかいません。
- Q.消防車は1台いくらするのですか?
- A.
| 普通ポンプ自動車 | 約3,300万円 |
| 水槽付消防ポンプ自動車 | 約4,300万円 |
| 救助工作車(U型) | 約5,500万円 |
| 救助工作車(V型) | 約7,700万円 |
| 高規格救急車 | 約2,600万円 |
| 化学消防ポンプ車(W型) | 約8,000万円 |
| 梯子付消防自動車 | 約1億6,000万円 |
| 回転翼航空機(消防ヘリコプター) | 約8億円 |
くらい……。(Web参考)
- Q.消防車はなぜ赤いのですか?
- A.
昭和26年に「道路運送車両の保安基準」という法律で、消防車の色は朱(赤)色、その他の緊急自動車(救急車やパトカー・白バイなど)は白色にするように決まりました。
赤色は注意力を引く色であること、炎の赤を連想させ警戒心を起させるなども理由のひとつでしょう。
理由は、日本で最初の消防車が輸入されたときの消防車(蒸気消防車)の色が赤だったからとも言われていますが、諸説あります。
ちなみに、フランス・イギリス・スイス・オーストラリアの消防車は赤色、ドイツは赤色・紫色、アメリカは法律が無いので赤色・白色・黄色など様々です。
- Q.救急車のサイレンはなぜ「ピーポー」なのですか?
- A.
救急車も昭和45年頃までは消防車と同じ「ウーウー」という騒がしいサイレン音でしたが、消防車よりも出動件数が多いので騒音公害に配慮することと、運ばれている患者の負担を減らすために、やさしいサイレン音「ピーポー」に変わりました。
ただし、赤信号で通る時など、危険な場合は今でも「ウーウー」とサイレンを鳴らしています。
サイレン音は2種類使っているということです。
- Q.天ぷら油の火は、水で消してはいけないと聞きました。本当ですか?
- A.
天ぷら油が発火した時に、水をかけると炎が大きくなって、あっという間に火が広がり、とても危険です。
天ぷら油に火がついたときは、出来るなら、こんろの火を消し、ガスの元栓を締めましょう。
消火器があれば消火器で初期消火を行い、無ければ、濡れたバスタオル等でなべ全体を覆うようにして消火しましょう。
個人的には、そこそこ丈夫な座布団で鍋にフタをする方法を勧めています。
ほっておいたら燃えますが、時間をかせげるので、その間に対処しましょう。
フタをした後に、こんろの火を消し、ガスの元栓を締めるのは同じです。
- Q.消防への通報は、なぜ119番なのですか?
- A.
1917年(大正6年)4月1日電話による通報が出来るようになりました。
当時の仕組みでは、交換手に「火事」と言えば、そのまま交換手が消防につないでいました。
1926年(大正15年)1月にはダイヤルを回すのが短い(早い)方がよいということで「112」番に決められていました。
ところが、火事になるとあわてて111番や122番に電話する人が多かったため、1927年(昭和2年)10月1日に地域番号としてまだ使われていない「9」を使い「119」番と改めました。
また、ダイヤルで「9」を回すには時間がかかるので、一呼吸おくという意味もありました。
ちなみに、当初は火災通報専用だったが、昭和になって急激に増えてきた交通事故が頻繁に起こるようになり、けが人が多数出るようになったため、1936年(昭和11年)から「119番」でも救急車が要請できるようになりました。
【世界の通報】
韓国・中国(消防)・台湾 →119 ※中国(救助) →120
アメリカ・カナダ →911
イギリス →999
フランス(火事) →18 (救急)→17
オーストラリア →000
シンガポール →995
インド(消防) →101 (救急) →102
タイ(消防) →199 (救急) →1669
- Q.消防士になるにはどうしたらいいですか?
- A.
消防士採用試験に応募して合格しなくてはなりません。
試験には体力試験もあるので、勉強はもちろん、部活動なども頑張って、健康で強い心と体を作ってください。
最近は女性消防士も活躍しているので、女の子も消防士になりたいと思う人は頑張ってチャレンジしてください。
- Q.消防車を運転するには何か特別な免許がいるのですか?
- A.
その車種に応じた自動車運転免許証が必要になります。
(例)救急車・ポンプ車:普通免許 ポンプ車・タンク車:中型免許 はしご車・化学車:大型免許
- Q.女性消防士は、いつからいたのですか?
- A.
全国では昭和44年(1969年)に神奈川県川崎市が12人の女性消防官を採用したのが始まりです。
平成6年(1994年)4月1日から法律が変わって24時間勤務が出来るようになり、平成6年末には初の女性救急隊員が誕生しました。
平成18年(2006年)4月1日には東京消防庁に、女性初の消防署長が誕生しました。
- Q.火事がないときは何をしているのですか?
- A.
火事や救助・救急事故があった時のために、訓練や体力アップのためのトレーニングや、ちゃんと火を消す水が使えるか調査をしています。
水は消火栓や防火水槽から取るのですが、それがある場所の確認や、壊れてないかのチェックをします。
また、高齢者や障害者の家を訪ねて、家の中の防火点検をしたり、地域の幼稚園・学校・町内会などに、消火・通報・避難などの訓練指導もしています。
- Q.もし、一人の消防士が消防車に乗り遅れたらどうするのですか?
- A.
小隊長は自分の隊員が全員乗ったのを確認してから機関員に出動を指示するので、置いて行かれることはありません。
昔は隊員が多かったのて、置いて行かれた人がいたそうです。
- Q.消防車や救急車を呼ぶとお金がかかるのですか?
- A.
お金はかかりません。
火事を消した後や救急車で病院まで搬送した後「いくらですか」と聞かれることがありますが、無料です。
最近は、必要でないのに救急車を呼んで、タクシー代わりにした人などは、お金を取られることがあるようです。
※以下回答例です。個人的体験に基づいて下さい♪
- Q.死にかけたことはありますか?
- A.自覚した事はないのですが、運が悪かったら生きてなかったカモ知れないということはあります。
- Q.この仕事をして良かったことは何ですか?
- A.自分に関わった人を助けられたら満足です。
- Q.消防の仕事で苦労することは何ですか?
- A.「消防」を嫌いな人と関わることです。
- Q.火事は怖くないですか?
- A.消防士も色々な人がいますが、私は怖くありません。
根底には、現場に近くいられる野次馬根性があると思います。(笑)
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