【解説】
　風によって海面で発生する波の事で「風浪」と「うねり」を合わせた、海面の波全体のことを指します。
　高波によって重大な災害が予想される場合に、気象庁から「波浪警報」や「波浪注意報」が発表されます。

　風　浪：その場で吹く風によって発生する波で、波の形は不規則で尖っています。
　　　　　風向と波向はほぼ一致します。

　うねり：遠くの海域で発生した波が伝わってきたもので、波長が長く、波頭は丸みを帯びています。
　　　　　風浪に比べて規則的な波です。

　（例）
　　台風などの強風によって発生する波は「風浪」です。
　　台風が去った後も、海上で残る波は「うねり」です。
　　海岸近くで「うねり」が大きくなると、高波になる事があります。

　
【補足】
　「波浪」と「津波」は、どちらも海の波ですが、発生原因と特徴が大きく異なります。

　波浪は風によって海面が波立つ現象で、津波は海底の変動によって発生する、波長の非常に長い波です。
　また、波浪は海面の表面だけの動きですが、津波は海底から海面までの海水全体の動きとなります。