高市首相が国会で「台湾有事」をめぐる仮定の質問に答えたコトに反発を強めている中国は、警告や威嚇や恫喝のツモリでＳＮＳ等に日本に向けた発信を続けている。
　だが、身体を粉みじんにしてやる意味で「粉骨砕身」と書いたり、有事の対義語の「平時」を「無事」と書いたり、ネタ投稿かと思うくらい笑える発信が続いている。
　そして今回の発信が極め付けにヒドく「中国は『サンフランシスコ条約』における台湾主権処理を認めたことはない」との主張であった。

　ちなみに『サンフランシスコ条約』を今回の騒動に関わる部分だけで簡単に説明すると、日本は台湾等を支配していたが、この条約によって台湾に関する権利・権限は放棄させられたというモノだ。
　だから高市首相は、日本は全ての権利権限を放棄した台湾の法的地位や認定をする立場にはないと説明したノダ。
　それをどう勘違いしたのか、中国の大使館は『サンフランシスコ条約』を「『国連憲章』と国際法の基本原則にも違反している」「不法かつ無効」とＸ(Twitter）に投稿した。

　現在の日本人に『サンフランシスコ条約』の内容を知る者は少なく、条約を否定しようとしまいと無関心であろう。
　しかし結果として中国は、日本が台湾の権利・権限を放棄する『サンフランシスコ条約』を無効だと発表したのである。
　当事者である台湾は歓喜の大盛り上がりであるようダ。

　つまり『サンフランシスコ条約』が無効になるのなら、日本の台湾に関する権利・権限が復活するコトになる からである。
　台湾のＳＮＳでは「台湾は日本の領土に戻るんやなｗ」「スゴイｗ公式に墓穴を掘る」「朝起きたら日本人だった件」「日本から帰国じゃなくて、移動になる」等々お祭り状態ダ。
　まぁ、いくら中国が公式に恥の上塗りの上塗りの上塗りをしても、現実にはならないだろうケドね。(≧▽≦)ｂ