今年度の公立学校教員採用試験を昨年度より前倒し実施した機関の85%で、受験者数(10月時点)が昨年度より減ったコトが分かった。
　教員のなり手確保策として文部科学省が求めた日程前倒しだったが、受験者減に歯止めはかかっていないようだ。
　減少していた機関の中には、不足を補う追加募集をしている機関もあるという。

　受験者数は近年、減少傾向が続いている。
　文科省の調査で分かる直近の22年度(12万1132人)は、10年前より約６万人も少ない。
　一部で学級担任が確保できないほどの「教員不足」も生じている。

　受験人数が減るというコトは、競争率が下がるというコトで、結果的に教師の「質」の低下にも繋がるだろう。
　今までも、自分の頭が良いだけで教師になってしまった、教えるのが下手な教師はいた。
　また、生徒の教育以前に、自分が再教育を受けるべき教師も存在した。

　加えて、教師に背負わせる負担が増加しているワリには、内外の理不尽なクレームで縛っている環境が問題視されている。
　受験者数減少の原因は 超ブラックな職場環境 なんだから、そこを理解しないで的外れの改善策を弄するのは、この国の少子化対策と同じレベルの愚かさダ。
　まぁ、全て理解していて、あえて放置している「所詮他人事だから」というお偉いサンもいるカモ知れないが……。(=_=)