北海道ではクマが相次いで出没しており、去年は目撃通報が4000件を超え、過去最多となっている。
　中には放牧中の牛66頭を襲撃した「OSO18(オソ)」という、名前持ち(ネームド)クマまで登場している。
　去年８月に駆除されていたコトが判明したが、それまで道東周辺ではオソの出没におびえる日々を過ごしたコトだろう。

　こうしたクマの出没を受けて駆除に向かうのは、ほとんどの場合、自治体から要請を受けた地元の猟友会である。
　しかし去年、要請を受けた北海道猟友会のメンバーが、高裁の判決で「発砲は違法」とされ、北海道公安委員会に猟銃所持の許可を取り消された。
　ちなみに、駆除現場には警察官も市の職員もいたようダ。

　裁判官の理屈では、クマを駆除する場合「合法的に駆除できる場所」に誘導しないと違法になるようだが、誰がどうやってクマを誘導するのかまでは思考が及んでないのだろうナ。
　北海道猟友会は、ヒグマ駆除の発砲をめぐる判決を念頭に、体制が整備されていない自治体からの駆除要請を拒否するコトを検討しているらしい。
　戦争中、戦車相手に素手で相手するようなモンだし、外国軍に「戦う場所を変えよう」と日本語で声をかけるようなモノだ。

　ところで、先日の選挙では「最高裁判所の裁判官を信任するかどうか」も審査できた。
　来年は「クマの駆除は違法」判決をした裁判官の「罷免・やめさせるべき」とする票が過半数を超えて、制度初の不信任にならないと良いけどネ。
　もし不信任になった時、ちゃんと制度が機能するか見てみたいが、ちゃんと 辞めない裏技 が用意されている気がするゾ。(ー△ー；)