自動車販売やメンテナンスサービスを手がけるオートアベニューが現在、火災発生時に初期消化を行うためのEV消防トライク(３輪バイク)「Fire Fighting Electric Tricycle 颯(はやて)」の開発に取り組んでいる。

　消防トライクは同社が特許出願中のもので、消防ポンプ製造・販売大手のトーハツと協業で開発する。
　キャノピーに回転灯を備え、荷台に初期消火に必要な消防ポンプやホースなど一式を搭載する。

　EVモーターズ製のEVトライクがベース車両で、全長2460mm、全幅860mm。
　宅配などで使われる原付バイクを一回り大きくしたサイズ。
　住宅地や繁華街など、狭い場所や細い路地などでも走行できるため、消防団などの行政組織や、民間の倉庫や工場などの初期消火に対し効果が期待される。

　７月下旬には１号車が完成する予定。
　積載量や操作性など、さまざまな問題を解決しながら開発しており、来春の発売を目指す。