須賀川市の情報サービス業「情報整備局」が開発した消防団員や消防署員向けの地域防災アプリケーション「Ｓ．Ａ．Ｆ．Ｅ．」が、総務省のＩＣＴ（情報通信技術）地域活性化大賞２０２０で最高賞の総務大臣賞に選ばれた。

　アプリは火災発生を全消防団員に瞬時に伝え、発生場所や水利施設などを表示する。
　団員の出動状況や消防車の位置などを確認できる。
　低コストで導入でき、シンプルで使いやすい点が高く評価された。

　情報整備局の和田社長は昨年三月まで須賀川市消防団に所属していた。
　出動すべき緊急時に覚知できなかった苦い経験があり、アプリ開発を進めた。
　既に須賀川市などで実用化されている。