京都市消防局は地元で人気のパン屋「志津屋」とコラボレーションし、同社の看板商品「カルネ」のパッケージに消防車をあしらった限定デザインの商品を発売する。
　春の火災予防運動期間に合わせ、３月１〜７日に志津屋の全22店舗で販売。
　商品をきっかけに市民の防火意識の向上につなげる狙い。

　カルネはマーガリンを塗った柔らかいフランスパンにスライスオニオンとハムが挟まれている商品で、休日には１万個以上を売り上げる人気商品。
　京都はパンの消費量が多く、老若男女にとって、パン屋が身近な存在であることなどから、市消防局が志津屋にコラボを依頼した。
　パッケージのデザインは同社が考えたという。

　販売期間中は、電子レンジでの食品の温めすぎによる出火といった日常生活に潜む火災の原因などを記したパネルも志津屋の店舗に掲出する。
　市消防局の担当者は「志津屋は老若男女に愛されている。
　子どもからお年寄りまで、身近に潜む火災の危険に気付いてもらうきっかけになってほしい」と話している。