鹿児島県南さつま市の救急救命士と高校生が、救急救命に役立つあるグッズを開発しました。
　開発されたのは、けがをした際に流れ出す血を止めるために使う止血用のフックです。

　キャッチコピーは…「止血はんぱない希望のＭＹフック」。
　救急救命現場で止血に使われている「ターニケット」という医療器具は、１個が１万円ほどしますが、今回、開発されたフックは、３Ｄプリンターで作られたプラスチック製で、１個が２０円から３０円の低コストなのが特徴です。
　棒を布でしばって止血をするときに、ＭＹフックを使うと棒がゆるまず、大量の出血も止めることができるといいます。

　救急救命士と看護師の卵たちのアイデアから生まれた「希望のＭＹフック」。
　南さつま市消防本部では、今後、市民向けの講習会で紹介するなどして普及させていきたいとしています。