大船渡市の大船渡消防署、同市消防団第２分団は、同市大船渡町の地ノ森仮設住宅団地を訪れ、 自力での避難が困難な災害時要援護者の所在を示す「おんぶマーク」のシールを同団地自治会会長に手渡した。

　おんぶをして走る２人を、手を取り合う青い輪で囲んだシンプルなデザインは、三陸分署綾里分遣所が考案した。

　おんぶされている赤い人が災害時要援護者、おんぶしている黒い人が家族や自主防災組織などの救助者を表し、 周りを囲む輪は「手を取り合い助け合う絆」を示す。

　「地域の自主防災組織や近所の人が要援護者の存在を把握していれば、 家族が不在の時などでもすぐ助け合って逃げられる」と狙いを語る。