車検とは「自動車検査登録制度」の略称で、車が定められた基準に適合しているかどうかの検査を国の権限で行うもので、安全を確保するものではない。
　検査に合格すると「自動車検査証」と「検査標章」が国土交通大臣（運輸支局）から発行される。
　軽自動車の場合は軽自動車検査協会が交付・検査・届出管理を行っている。
　車検証の携行とともに、フロントウィンドウに検査標章を貼ることが義務づけられている。
　自動車の窓に貼ってある四角いステッカーが車検時期を示すもので、貼っていなければならない。

　定期点検や○ヵ月点検と呼ばれるものは、正式には「定期点検整備」という。
　道路運送車両法の第四十八条により、安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全のために使用者に義務付けられている。
　なお、これとは別に適切な時期に「日常点検」を行うことも義務づけられている。
　自動車の窓に貼ってある丸いステッカーが定期点検の時期をお知らせするもので、プロの整備士が点検した証である。

　なお、定期点検は義務であるが、行わないからといって罰則はない。
　そのため定期点検を任意と勘違いしないように。
　車検のときに委託した整備工場から保証書が出た場合は、車検時に「定期点検整備」も同時に行う「整備車検」を受けていたと思われる。